金継ぎ完成

かみさんはこのところ金継ぎに凝っている。何でも凝りやすい人だ。

金継ぎとは割れたり欠けたりした器をうるしで修復し仕上げに金で装飾する伝統技術である。
店の器を主に直したりしているが最近は勢い余って人様の物も直しているらしい。

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お客様の骨董やさんから預かりの元禄時代の小皿。大きな欠けの右横の小さな先端にもわずかの欠けがあり少し難儀をしたようだ。

薄い作りなので神経を使った。高価な物らしく気品のある絵柄に自分で施した金継ぎがマッチして返したくない魅力がある。


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やはりお客様からの預かり物。何かの記念品らしく使えなくても残しておきたいとの依頼。

金で繕いその上にもう一度金蒔きで小花模様を入れました。漆と金での繕いなので人体無害で使用も差し支えないのですが漆の塗り物と同じ扱いが必要なので少し丁重な扱いになります。

同時に依頼されたもう1つのカップは繕い途中で落としてしまい。繕いようのないほどバラバラになり申し訳ないことになってしまいました。

直すつもりが逆に壊してしまい、粗こつなお前には実に不向きな趣味だなーと大将から一言。

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親孝行な娘がバイト先でいらなくなった欠けた急須をもらってきてくれた。

この類の親切を泣いて喜ぶ母であることを実に良く知っている。

注ぎ口の先端はうまく治り使用可能になった。嫁に行く時に持たせてやろうといそいそとしまい込んだ。

自分の物だと持ち前のまあいいか精神が出てしまうが人様の物だと真剣勝負になる。
上達にはこれが一番のようだ。
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by ippyou | 2006-09-01 03:35 | 繕い工房
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