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 沢がに

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眩しい日差しに 夏の到来を感じるこの頃。 沢がにもよく入荷しています。

狭いパックにそれこそ すし詰め状態で売られています。長い時間 運ばれてきたせいか、箱にはなして 餌のごはん粒をあげると 我先に食べ始めます。

 口元についている ごく小さな4本のはさみに一粒渡し 左右の爪で次をキープする物がいれば、口に1本くわえて 両足でごはん粒をかき集め その上に腰を下ろしておもむろに食事を楽しむ物もおり どこにそんな知能があるのだろうと感心しつつ見とれてしまう。

小学校の頃 よくかに取りをしたものだ。学校の帰り道 だれとはなく「今日はかにとりだぞ!」と声がかかると カバンを置くのもそこそこに長靴をはいてバケツを持って大集合だった。

沢がにのようなきれいな色ではなかったが 家の周りの浅い側溝のあちらこちらに ヒョコヒョコ歩いていた。「おったぞーーー。」と声があがると皆その方角に走り 数を競い 大きさを競いしたものだった。麦わら帽子の夏の昼下がりは長かったなー。

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そんな思い出があるせいか山育ちの方に沢がにの唐揚の注文をよくいただく。





先日 そのままパックに詰めてお土産にしてしてくださいとチョット代わった注文を頂いた。
娘さんが沢がにを飼うのがお好きらしい。1日2回水を替え ごはん粒をあげて2年もの間育てた事があるそうです。どんな事も楽しむ気持ち大切ですねー。


石川啄木のこんな歌思い出しました。

  東海の 小島の磯の 白砂に 我泣き濡れて かにとたわむる。

by ippyou | 2007-06-04 16:42

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