小学校理科の時間

5月6日  料理の脇役として欠かせない さんしょは春先になると市場で鉢植えの状態で売
       られています。

       店先に置かれたその鉢に何やらアゲハチョウがしきりに舞い寄っていました。

       写真を撮ろうと店先に出るとあたふたと逃げていってしまいました。新聞のよい耳
       のコーナーにも同じことが書かれていたそうです。
      
       よーく葉の上を見ると1ミリほどの卵が産んでありました。
       数日後2ミリほどの黒い幼虫が生まれました。

 
5月22日
f0006300_336333.jpgひたすら葉をたべ、日に日に大きくなっていきます。

毎日が楽しみです。






5月25日
f0006300_3434459.jpg前日はいつもと違いじっとしていて 様子がおかしいなあと思っていましたが今朝見ると突然黄緑色になっていました。

今までならとっさに気持ち悪いと思ったはずですがずーっとなりゆきを見ていますのでその美しさに見とれてしまいました。黄緑になると食欲はさらに旺盛になり残りの葉もあとわずか 早く別のさんしょの木を見つけてやらなければなりません。

5月27日
f0006300_3555974.jpg朝店に行って鉢を見ると青虫はいなくなっていました。蝶になるのは さなぎになってからなのでどうしたのでしょうか。自分の足でさんしょの木を探すのはたぶん不可能です。

大将は「たぶん鳥に食べられたんだろー。」と悲しくなるようなことを言っています。

誰もいなくなった木はことさら淋しく見えます。来年は大きな鉢を用意して最後まで見届けるぞーと心に誓いました。
    
       
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# by ippyou | 2007-05-30 04:10 | よもやま話

お客様ファイル4 木工さん

連休は平常どうりの営業ですが皆さんお出かけのようで静かな日が続いています。

今日は木工さん1人の貸しきり状態でのんびり話も弾みました。やはり静かな日のほうがすし屋らしい風情があります。

木工さんとは20年近いお付き合いになります。当時は仕事上のご来店のようで バリバリの営業マンという感じで、 近寄り難い物がありましたが 20年もの付き合いともなると心がホッとする存在になります。

「いつものようにお刺身切ってください。」と声がかかり その時々のお奨めが盛り付けられ酒宴は始まります。

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こよなく酒を愛し、趣味も多彩な方でお手製のこいのぼりもいただきました。


当店の酒豪の5本指に入りますが忘れられないエピソードがあります。


ある時全く知らないスナックから「お忘れ物があります。」と電話があり急いで取りに行き
「見ず知らずの方なのに親切にありがとう御座います。」とお礼を言うと
「いいえ、いつも大分よった状態でいらっしゃいますよ。」と言われびっくりしたそうです。

世間広しといえど自分の知らない馴染の店があるのはこの方以外にはないでしょう....


今日はお客様から野菜をいただいたり、ドーナツの差し入れがあったり 暇でもハッピーな日でした。
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# by ippyou | 2007-05-05 04:33 | お客様

夜露のファンタジー

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今日も1日営業を終わりシャッターを下ろす時、なにやら竹の葉先にきらきら光る物を発見。

店を閉店してから洗い物や片付けを済ませ食事を終えると12時を廻ってしまう。日中は半袖が心地よい気候になっているがこの時間になるとまだまだ肌寒く 上着が欲しい。




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近づいてよーく見ると夜露がたまって今にもこぼれんばかりの水球になってぶらさがっている。

フラッシュなしで撮影すると二つぶづつ対になって光っている。向こうのネオンが透けて七色に光っている。

季節外れの竹のクリスマスツリーにしばし見とれてしまった。



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写真の技術がいまいちで説得力がありませんがこの時間に行って見たいと思われる物好きな方歓迎です。

それにしてもこの前10センチ程の竹の子だったのに今は頭上はるかになっている。早いなー。
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# by ippyou | 2007-04-29 03:27 | よもやま話

山菜

f0006300_365449.jpg春たけなわ 山菜たちも豊富に勢ぞろいしています。

このメニューをはじめた5年前はこれほど種類は揃っていませんでしたが今は日本各地からさまざまな物が入ってきています。

上段はうるい。中段左はたらの芽、竹の子、芽きゃべつ、中央はふきのとう、左は雁足。
下段は少し開いた たらの芽。左はみようがです。少し野菜も入っていますが彩りには不可欠です。時によっては紫芋、さとうえんどう、こごみ、こしあぶらもはいります。

時期により入荷する物も変わりますが色も形もそれぞれ個性的で盛り付けも楽しみです。

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山菜天ぷらを揚げるのは結構コツが必要で品物によりあげる温度、時間が異なり神経集中しなけれができません。

始めた当初は見よう見まねでしたが お客様の中には山菜取りが好きで 取ったその場でてんぷらにして食べるという高尚な趣味の方も時々おられます。そんな方は「ふきのとうは下だけ衣をつけたほうがきれいだよ」などと色々アドバイスを下さり今の形に至っています。

緑の色もわずかづつ異なるように、苦味、粘り気、ほのかな甘さ、さくさく感と食感も異なり どなたも 一つづつ いとおしんで楽しんでおられます。
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# by ippyou | 2007-04-21 03:35

あさり

春たけなわ 毎年のように食材も揃ってきます。

今年は三河の良いアサリが入荷しており粒も大きめです。
ゆがくと乳白色のだしがしっかりと取れ 食してみなくても 美味しいことが一目瞭然となります。

数年前にも三河の梶島産のあさりが大評判でしたが マスコミの知れるところとなり テレビ等に登場するや否や 忽然と姿を消し 未だ市場にも入ってこなくなりました。料亭からの引き合いが多く 東京とかにも流れているようです。

梶島産のアサリは殻が全体に黒っぽく 身はほんのりオレンジ色をしていました。味も一段上でした。

今回のアサリはこれとは少し違うようです。が余り有名にならないで欲しいと思うものです。

アサリを調理する時毎回感心するのは殻の文様の美しさです。一つとして同じ模様はなく それぞれに個性的です。この美しさに気付くのは私たちだけと言うのは寂しい気がしますので一つご披露、、、、。

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残念なことに火通してしまうと青い色素はなくなってしまうので今ひとつ味わいが減ってしまいます。さらに残念なことに乾いてしまうとただの貝殻になってしまいます。

美しいアサリを見ていると昔の紬の素朴な色目、文様が浮かんできます。
ひょつとしたら あさりがヒントになっていたのかもと思ってしまいます
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# by ippyou | 2007-04-15 02:41 | 食材

骨の折れる仕事

毎年 確定申告の3月15日を境にして 急に忙しい日が続く様になります。今年もやはり16日から忙しくなりました。

昨今は女性の寿司職人さんも登場していたり、ご主人亡き後 奥様が握っているお店など良く話しに聞くようになりましたが 昔から女性は体温が高いのですしをにぎるのは不向きと言われてきました。

と言うわけで当店では忙しい日には巻きずしや仕上げはかみさんの担当になっています。

その日はばってら寿司の注文があり これならば手伝いできるとかみさんがチャレンジ。

ばってら寿司はかなり力を要する仕事で 女の力では かなりゆるい出来上がりになってしまう。全身の体重をかけて 力いっぱい押すと 鈍い『ミシッ』という音が、、、、、、、。あらっ。スカートかしらと思いきや、、、、

しばらくすると徐々に肋骨あたりが痛み出し、ひびでも入ったのかしらと思いながら数日過ぎると痛みは限界に達し あきらめて病院でレントゲンを撮るとみごとに1本折れておりました。

もともと肋骨は弱く折れやすいようで くしゃみをしただけで折れる事があるそうです。治療と言ってもコルセットを巻き 日にち薬しかないようです。

しばらくは まったり仕事するしかなさそうです。

骨粗鬆症の疑いもあるのでその検査もついでにお願いしてきました。
気持ちは若いつもりでいても体は確実に年を取っているようです。
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# by ippyou | 2007-03-28 03:41 | よもやま話

春だより


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趣味を同じくする母より 作りかけの松ぼっくりのお雛様を手渡された。
毎日少しづつ古布で小丸をつくり ボンド付けしやっと出来たのが3月3日当日。
ひし形の板に乗せるとそれらしく見えるものだ。




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3月3日はちらしずしの出前が多い。お孫さんの初節句にと大皿盛の注文を頂いた。
1人づつの盛りつけよりぐっと豪華に仕上がりました。







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静岡より毎年おなじみのつくしも送られてきて いっそう春らしくなりました。
はかまを取り、すぐに水洗いし、下ゆでをしてやさしいお出汁で卵とじにします。
はかま取りはしっかり時間がかかりますが 「わーー。つくしだー。 」というお客様の声を楽しみに孤独な作業にはげむのでした。
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# by ippyou | 2007-03-07 03:34 | 繕い工房

障子貼り 2

今回はプラスチック障子を貼る事にしました。

ホームセンターで少し高価ですが破れないのキャッチフレーズに惹かれました。汚れても拭けるとか畳がやけないとか説明書きには良いことしか書かれていないので短所は解らないが思い切って使うことにしました。
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写真左より

  1、別売りの専用両面接着テープをさんに貼る。

  2、上の紙を剥がす。
  
  3、障子紙を張り付ける。

  4、余った部分を切り落とす。     という手順になります。

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今回は小さな板面なので良かったが普通の障子では2人がかりでもかなりの注意がいりそうです。



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思ったより早く仕上がりました。丈夫そうで余ほどのことがなければ貼り替え」はなさそうです。





久々の白さに感激。しかししばらくすると白くて当たり前になってしまう。掃除とか繕いは出来たときの感激は一瞬ですぐに当たり前になってしまうのが悲しい。

また昔は障子貼りは家族行事で 思い出深いが 破れない障子があたりまえになればきっとなくなってしまう。それも少し悲しい。
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# by ippyou | 2007-02-06 02:42 | 繕い工房

障子貼り 1

当店では毎年 売上の統計をとっているが2月の始めに 必ずとんでもなく忙しい日が2日続くとでている。

今年はどうなのだろうと思っていたがやはり大当たりで久々にへばりました。そしてその2日の次はド暇との統計もズバリと当たってしまいました。という訳でかねてよりの予定どうり障子張替えをすることに。

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張替え前の写真です。

15年程前に間仕切りとして購入したスクリーンの白が随分くすみ 7年前に紙の部分を剥がしアイロンで貼るタイプの丈夫なものに張り替えました。

安価に作るためなのか 汚れたらまた買ってもらうためなのか 紙を貼ったさんの上から枠がかくし釘で打つけられており 本来は張替えできない構造になっていました。しかし汚れるたびに捨てていては地球はゴミで埋まってしまいます。ドライバーでさんをこじ開け隙間の紙を少しずつ取り張替えに成功。

生産者はどんな物も大事に使えば一生使えるように設計して欲しい物です。
まあ通販での買物の最大のデメリットですね

とはいえ月日には勝てません。アイロン張りした紙も脆くなり あちらこちらが穴あき状態になり また張替えかとがっくりしていましたが とある雑誌で見た部分張替えをしてみました。

同じ白だと違いが出てしまうので思い切って薄緑にしてみました。

写真ではうまく写っていませんが外から日差しが入るとステンドグラスのようできれいです。チョットお気に入りでしたが また他の部分がほつれて寿命のようで今回の張替えとなりました。

。。。明日につづく。
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# by ippyou | 2007-02-05 04:38 | 繕い工房

新しい発見

定光寺以来 あちこちと紅葉を探すのがくせになり きょろきょろしていると身近にも大発見。

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10年近く毎日通っている道の両脇に植えられている はなみずきも赤く紅葉。春先に咲いた花は丸い実となりひときわ赤く光っている。








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近くの公園の不藤棚も黄色い花が咲いたよう。







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近くの団地の桜の木も見事な紅葉。大きく広げた枝先から徐々に黄色から赤に変化していく。






昔『一粒で2度美味しい』と言うグリコの銘宣伝があったがまさにそれ。春は花見、秋は紅葉なのである。

皆さんはご存知だったかもしれないが この年になるまで知らなかった。
実際はすぐそばにあっても 興味が無くて見えていないものは思いのほか たくさんあるのかもしれない。
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# by ippyou | 2006-12-05 03:06 | offタイム

定光寺の秋

昨日は定休日で母の見舞いがてら 定光寺まで少し足を伸ばしてみました。
道中は紅葉はほとんどなく やはり秋が遅れているのだなー。
ついてないなーとがっかりしていましたが寺周辺に着いてぴっくり。

f0006300_2122499.jpg境内の巨木は今まさに絶頂。
写真マニアの三脚がいくつも並び その赤を最大限に写すべく 熱心にファインダーを覗いている。
朝からの雨が上がったところで ぬれた葉はより輝きを増している。




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まぶしいほどの赤から視線を足元に落とすと、残像のごとく石畳の上にも赤がこぼれていた。








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帰り道 山の斜面にひっそり寄り添う影二つ。その胸元にもぬくぬくと赤が、、、、、。








本日は日本の赤を堪能いたしました。
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# by ippyou | 2006-11-21 02:47 | offタイム

仲秋の名月

f0006300_112942.jpgこのところお客様から 秘蔵の浮世絵をお借りして店内に飾らせて頂いている。安藤広重の〔月の岬〕は沖に浮かぶ仲秋の名月、群れ飛ぶ雁、障子越しにかんざしを挿した遊女が風情豊かに描かれている。



今年は今日が仲秋の名月にあたります。ビルの谷間に住んでいると朝日も夕日もとんとごぶさたです。せめて満月でも今夜は見てみましょう。



f0006300_1125218.jpg江戸時代の一般家庭では団子,すすき、おみなえし、柿、栗、ブドウ,里芋の衣かつぎを三宝に載せ月にお供えをしたそうです。
衣かつぎ用の小芋をよく洗い 尖んがりがない方を5ミリほど切り落とし、高さの中間くらいのところに皮の厚さだけの切込みをぐるりと入れ、蒸し器で10分むします。上の皮だけ指でむいてごま塩をふります。


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ふと気がつくと店先の南天の葉先にわずかに朱がさしており小さい秋を見つけました。
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# by ippyou | 2006-10-06 01:49 | よもやま話

金継ぎ完成

かみさんはこのところ金継ぎに凝っている。何でも凝りやすい人だ。

金継ぎとは割れたり欠けたりした器をうるしで修復し仕上げに金で装飾する伝統技術である。
店の器を主に直したりしているが最近は勢い余って人様の物も直しているらしい。

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お客様の骨董やさんから預かりの元禄時代の小皿。大きな欠けの右横の小さな先端にもわずかの欠けがあり少し難儀をしたようだ。

薄い作りなので神経を使った。高価な物らしく気品のある絵柄に自分で施した金継ぎがマッチして返したくない魅力がある。


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やはりお客様からの預かり物。何かの記念品らしく使えなくても残しておきたいとの依頼。

金で繕いその上にもう一度金蒔きで小花模様を入れました。漆と金での繕いなので人体無害で使用も差し支えないのですが漆の塗り物と同じ扱いが必要なので少し丁重な扱いになります。

同時に依頼されたもう1つのカップは繕い途中で落としてしまい。繕いようのないほどバラバラになり申し訳ないことになってしまいました。

直すつもりが逆に壊してしまい、粗こつなお前には実に不向きな趣味だなーと大将から一言。

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親孝行な娘がバイト先でいらなくなった欠けた急須をもらってきてくれた。

この類の親切を泣いて喜ぶ母であることを実に良く知っている。

注ぎ口の先端はうまく治り使用可能になった。嫁に行く時に持たせてやろうといそいそとしまい込んだ。

自分の物だと持ち前のまあいいか精神が出てしまうが人様の物だと真剣勝負になる。
上達にはこれが一番のようだ。
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# by ippyou | 2006-09-01 03:35 | 繕い工房

お客様ファイル3 越後さん

先日休憩時間に名古屋骨董祭に遊びに行きました。

f0006300_2365138.jpgやはり目が行くのは店で使えるような器で小鉢を5つ買ってしまいました。あの料理を盛り付けしたらいいだろうなーと思うと手ぶらでは結局帰れません。

帰りのタクシーの運転手さんにいいもの買えました?と声をかけられおもしろい話を聞いた。

私たちの前のお客さんが大事そうに刀を抱かえて乗ってこられ「今日はいい買い物をした」と満足げに話はスタート。

「この刀は名刀といわれる正宗の孫か弟子かの銘が入っている。鑑定書は付いていないから300万で買ったが東京へ帰って鑑定士に鑑定書を書いてもらえば確実に700万では売れる。」とらぬたぬき、、、、、である。このたぐいの話はお宝鑑定団の盛り上げどころ、天国と地獄である。

帰りに骨董さんの所に寄りその話をすると 「あぶないなー」と一言。

その顛末は知るすべはないがあるところにはあるものだと感心した。

よく似た話で越後さんの棟方志功の額の話が一時酒の肴にもてはやされたことがある。

f0006300_2374835.jpg越後さんが名士の友人宅を訪れた帰り際に 棟方志功の額を手渡され 「変なものだったら君には渡さないよ」と念をおされたらしい。

「これは絶対本物だ」と言うご当人に回りは冷ややか。「額がなんだか安っぽいなー」「せんべいの包み紙じゃないの」と野次が飛ぶ。

恐る恐る裏板をあけてみると小さな紙に番号が印刷され棟方の判子が押してある。本物なのかと思ってみるとそれらしくも見える。そんなこんなで鑑定話がつまみになり酒宴も連日盛り上がるのである。

越後さんはその後越後に帰られ、「今度来る時まで置いといて」と言われ一俵唯一のお宝は倉庫に眠ることとなった。

もう一つ越後さんの人となりを語る話がある。

越後さんは新潟からの出稼ぎで寿司をつまみながら飲んでいるとニュース速報で新潟大震災の知らせが入った。

あわてて新潟へ電話をするが込んでいて繋がらない。しばらくして奥さんとつながり様子を聞くと食器だなが倒れたりしているらしい。「帰ろうか?」と聞くと「帰ってこなくていい」と即答され「今何しているの?」と聞かれて「すし屋で飲んでる」と返事するとすぐさま電話は切れたらしい。

「日頃が日頃なんだぞー」と人のことは言えない周りから冷やかされていた。

「おれはなんなんだー」とf深いため息もう1杯。
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# by ippyou | 2006-08-16 03:43 | お客様

お客様ファイル2 骨董さん

骨董さんはもう10年以上のお付き合い。

当時は半年に一度くらいのペースでふらりとお越しでした。食は細いほうでおいしいものを少しずつお召し上がりで ゆっくり雰囲気を味わいながらお食事されていました。他の方とは時間の流れ方が異なっているので特に印象残る方でした。

こんど入院して手術をするのだと話されたのを最後に数年が立ち ひょこり顔を見せてくださった時には随分回復されていて私たちもほっと胸をなでおろしたものです。

その後数年経ち又たずねてくださった時は もう優雅なご隠居生活をされていると思っていた方とは思えないほど若返り気力に満ちていました。

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話を伺うとご自分の趣味の骨董店を一俵のちかくの骨董街に持たれたそうで あちらこちらに仕入に行かれたりと張り合いのある日々を送られているようす、やはり好きなことをしているのは若くいられる秘決のようです。



骨董街は店の器として使えそうな掘り出し物があるのでたまに覗きに行きます。


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先日も菱形の小皿と小鉢を手に入れ 骨董さんの店を覗くと店先に欠けのある花瓶を2つ発見。直したい衝動に駆られ見とれていると「1回やってみてよ。」とありがたいお言葉。さっそく金継ぎ体験用にお預かりしました。

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これからもひょんなご縁になりそうな予感。
骨董さん高価な品が売れたらまたお昼食べに来てくださ~~~い。
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# by ippyou | 2006-07-17 22:30 | お客様

早くも松茸登場

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梅雨真っ只中のこの時期に早くも松茸が入荷いたしました。

例年この時期に中国産が登場するのですが、「ああ、また夏が来て秋が来るなーと季節感がひとっつ飛びしてしまいます。」

とはいえやはり初物は喜ばれるようで すばやく売れてしました。

食材は季節の移り変わりをいち早く教えてくれます。家庭の食卓は旬を感じることがだんだん少なくなってきていますが 旬の楽しみは大切に守っていきたいと思いますね。
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# by ippyou | 2006-07-06 01:44 | 食材

フレームとモラ刺繍完成

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お客様から「良かったら額縁を希望のサイズで作ってあげますよ。」とお誘いを頂き、作りさしで15年ほど置いたままのモラ刺繍を思い出し探してみました。

まだ子供が小さかったころで子守りをしながら こんな余裕も一杯あったのです。それもつかの間 子育てと店の手伝いで精一杯となり 奥深くに追いやられ封印されてしまったのです。あと1/3というところまで出来上がったモラは もう色あせているかと思っていたが、当時のままの鮮やかさでした。

子供の手が離れた今 時間のやりくりをして完成を目指すのはいとも簡単で これからは少し頑張れば自分の時間が取れるという再確認もできました。

しかし、頂いた額縁の塗装はされておらず色塗りをしなければならない。これは初めての体験。上手く出来るだろうかという不安で なかなか手がつけられなかったが いざ始めててみると結講楽しい。下塗りし本塗りを2回してニス塗り、とめ具を附けるころには早くモラを入れて見たいとワクワク気分。

大作仕上がり大満足なり。
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# by ippyou | 2006-07-06 01:15 | 繕い工房

初めてのマンガ喫茶

当て事と ふんどしは前からはずれると言うことわざがあるが よく似た状況でパソコンとプリンターは大事な時に壊れる。

この家の娘はおっとり型で何でもぎりぎりにしかできない。月曜提出のレポートができたのは土曜の深夜。いざ印刷となってプリンターが動かない。予備のプリンターを出すが久しぶりすぎてごきげんななめ。

CDかFDにいれて学校で印刷と思ってもFDはこれまた故障中。CDはかつて何度か学校に持っていっても上手く開けられなかった。

「私は明日1日中バイトだからお母さんなんとかしておいて」、、、この家のトラブルはこうしていつもかみさんが背負う羽目になる。

どうしたものか悩んでいるとお客さまから「添付ファイルでメール送信すればokですよ」とアドバイス。

なるほど。しかし昔雑誌の原稿をメールで送信した時 添付ファイルがウイルスで削除され 締め切り間際で慌てたことがあるので できれば打ち出しして持っていきたい。そこでマンガ喫茶で印刷することに。

休憩時間に近くのマンガ喫茶へ。
どんなシステムか全く分からないので入り口でうろうろしていると「こちらで受付をして2階へどうぞ」 この場には実に不似合いなおばさんはエレベーターで2階に上がった。

初めてで珍しいことばかり。指定されたトイレと同じ構造の箱にはいってパソコンに向かう。家のパソコンとは違うので何の事かさっぱりわからない。なんとか印刷までこぎつけ ファイルの全てのページを選択。データ-が受付のプリンターに送られている。

ギエーちょつと待ってエー。150枚!!!確かコピー代は1枚30円。

150枚×30円=4500円=そんなに財布に入っていない。そこまで考えるのにしばらくかかった。

ファイルを開いてみると2ページ目からは資料のコピーで印刷の必要はないらしい。
印刷のキャンセルはココからはできない。

あわてて受付へ急行。事情を説明するとなんとラッキーなことに用紙がきれて印刷は19枚で止まっていた。

こんなミスはめったにないようで 対処に困った店員さんの顔には「まあ、おばさんだからしかたないか」とあきらかに書いてあった。この時ほどおばさんでよかったと思ったことはなかった。

毎日毎日同じ生活の繰り返しの中で今日の出来事は新鮮な刺激だった。
そうそうエクセルの講座のソフトも入っているらしいので又今度行ってみよう!

それはいいけどあんまり迷惑かけるなよ!!
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# by ippyou | 2006-06-19 04:45 | 親ばか子ばか

ペーパークラフト 寿司

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お客様から「インターネットで見つけたんだけど良かったら作ってみて。」とペーパークラフトの寿司をいただいた。

鉄筆でなぞり、ラインに沿ってはさみでカット。折り線をつけて、糊ではなく セロテープで手抜き工事




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童心に返って楽しいひと時。
なかなかの出来栄え。

カウンター内にディスプレー。愛すべき寿司はやっぱり絵になるねー。と自画自賛
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# by ippyou | 2006-06-06 02:12 | 繕い工房

お客様ファイル1 うれしそうなお客様

大将の所は常連さんが多いようだけれど全部で何人くらいいるの?
と聞かれた事がありますが正直な所 私たちも分からないのです。

確かに年賀状は350枚ほど毎年出しますが住所を聞いていない方のほうが多く
どれほどいるいるのでしょうか。。。。。

という訳でカウントしながら日記を綴ってみましょう。

最近当店に1番嬉しそうに来られるのは竹山さん〔仮名〕です。
今流に言うと一俵にはまっていると言う感じです。
入り口の戸を開けると『来たぞー』といわんばかりの満面の笑顔がこぼれるのです。

初めて店に来られたのは生とり貝のシーズンの頃で 大変喜んでいただいた記憶があるのでかれこれ1年のお付き合いになります。
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今では平均すると週一くらいのペース。数人でお寿司をつまみながらお酒を飲み楽しくお食事をされます。好物はあぶり鯖で必ずのご注文です。

「僕はねー この店の前をいつも『いつになったらこんな 回らないすし屋で食べれるようになるかなー』と思いながら通っていたんだよ。なんとか今は お客様がみえたからとか今日は腹がたつことがあったからとか自分に色々理由をつけながらココに来れるようになったんだよ。」と嬉しそうに話された。

「人が増えてこの事務所も狭くなってきたからどこかへ代わらないといけないなー」
さすが今花形のIT企業だ。勢いがある。

お客様のところが繁盛するのはうれしいがどうか遠くに行きませんようにと心の中で両手を合わせた。
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# by ippyou | 2006-06-02 02:45 | お客様

母?の日

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今日の夕方ビックリする物が届いた。

母の日のカーネーションのプレゼントだった。

誰からか あててごらん。ぜったいにあたらないよ。かみさんは自分の子供の名前やかってのアルバイトの女の子の名をならべたがあたらなかった。

降参して聞いてみると去年の年末にお手伝いしていただいたお客様からだった。こちらが平身低頭感謝こそすれ こんなことは思いもしない。きれいな花にこころがなごんだ。

この店を通していろんな人と知り合えて本当に良かったと思える瞬間だ。

かって現役のバイトさんにもいただいたことがあったがそのときも かみさんは舞い上がってよろこんだ。

バイトをしている子にしてみれば 家に帰ればねるだけで 自分の両親よりもつきあいは深いのかもしれない。現に私たちも子供とはすれ違いの生活で同じ境遇なのである。

案の定 自分の子からのカーネーションはなかった。ちょっとさみしい自営業なのである。
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# by ippyou | 2006-05-19 03:17 | お客様

パーティー大量出前

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本日は朝からてんやわんや。
夕方に50人前の料理の予約が入っていた。

大将はすし、かみさんはオードブル担当で手際よく進められた。
このパターンは慣れているのでプレッシャーは少ない。が時間が迫ってくるとやはりあわただしい。

寿司はこうした時には実に機能的である。
 
1 見た目がうつくしい。
2 汁がでないので持ち運びが簡単。
3 皆で分け合えるので人数変化に対応できる。
4 ご馳走感がある。

寿司は永遠に不滅だなーと思う。

という訳で積み重ねパックでなんと50人前の出前も1人でokなのであります。

いってきまーーーす。発車オーーーライらい。
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# by ippyou | 2006-05-13 03:22 | よもやま話

ほたるいか 隠れた苦労

春の仕込み大変 NO1はほたるいかです。
富山県特産。と言われていますが各所で採れているようです。やはり富山産は値段も高く味もダントツです。
4月~5月中旬までのシーズンに海面に群遊し、発光する様はテレビなどでよく報じられています。
グリシン、タウリンなどのアミノ酸や分解されてイノシン酸になる成分が含まれているので、甘味と旨味がほどよく調和しています。
しかし ほたるいかの旨味もさることながら、 仕込みの丁寧さも重要なポイントとなります。
f0006300_4591831.jpg背骨を取り、とんびと呼ばれる口にあたる部分をとり、両目を取って出来上がりです。
これを1ぴきづつ丹念にこなしていくわけです。地道な作業で思わず無口になります。
これをすると無口になるよねー。と言うかみさんに大将が一言ずーっとほたるいかやっとってくれー。思わずかみさんがそれどういう意味]。 春の昼間はお陰で休憩が短くなります。
昔は目しか取っていなかったので よく食べ残しがありましたが 今ではほとんどみかけません。
やはり舌にふれる もぞもぞした食感が嫌われる所以のようです。
f0006300_4594314.jpg ほたるいかと言えば、ベスト相性のわけぎも根元が太くなり そろそろ終わりの時期になり、合わせる野菜に苦労する時期になりました。
沖漬けも今日仕込みました。仕上がりましたら報告いたします。
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# by ippyou | 2006-04-30 04:46 | 食材

割子の大量注文

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久しぶりの法事用割子の注文。
準備は1週間くらい前からボツボツ始まる。
年末正月の次に緊張する仕事である。
材料も限られるし、時間も遅れるわけには行かない。

前日店の仕事が終わってから最終の仕込みにかかる。前日が暇な日ならばよいが、案の定そんな日に限って ほぼ満員の大盛況となる。、、、つらい。間に合うだろうかの不安に陥る。

割子の前日はいつも徹夜となる。回を追うごと要領もよくなったのか、2時間ほどの仮眠。
そとは明るくなり 仕込みも大づめとなる。だそれぞれに加工された60品目がテーブルに並んで出番を待っている。

手伝いの娘とかみさんの妹が到着。いよいよ 詰め込みに入る。割子に60品目が入ってやっと完成となる。並んだ割子は華やかに美しい。ほっとため息がもれる。

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お届けすると30人の宴会の準備におおわらわ。大奥様は「毎回だからなれてるからねー」とおっしゃるがなかなか大変なことである。若奥様も嫁がれて10年ほど 随分なれて手際よくこなされているようすです。

大したとどこうりもなく 無事終了いたしました。

夜は深夜2時すぎまでの洗物となりました
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# by ippyou | 2006-04-15 00:37 | よもやま話

年末ハプニング 2005

年末、正月はすし屋にとっては1年で1番忙しい時期である。

連日の忘年会、御用納めの会社への大量出前、正月の各家庭への出前。
2、2馬力の個人店はてんてこ舞いで その時期だけの人材もなかなか確保できず
のどがいたいとのどあめ。体がだるいとアリナミン。風邪っぽいとお医者さんから頂いた抗生剤が大活躍となる。とにかく寝込むわけにはいかない。予約はこなさなければならないのである。

嬉しい時、、、、、甥が年末、正月に手伝ってもいいよ。と言ってくれた時。

悲しい時、、、、、その甥が手あれがひどく2日目にリタイアとなった時。 

嬉しい時、、、、、急遽出した求人の張り紙を見て お店に来られたお客様がお手伝いしまし
           ょうと言って下さった時。

悲しい時、、、、、1年で1番忙しい12/28日に突然 電子レンジが壊れて動かなくなった時。

嬉しい時、、、、、お客様が途切れた時に急いでスーパーへ直行。駐車場がすいていて車が
           すぐ停められた時。(年末の満車で15分も待たされたらアウトだ。)

悲しい時、、、、、あたためと解凍の切り替えとタイマーさえ付いていれば良いのに どれもさ
           まざまな親切設計がされており それが大きなお世話に感じる時。

悲しい時、、、、、しかたなく1つを選んで帰ってくると店が混んでいて何とか付け替えはした
          適当な酒の燗の時間がなかなか見つからない時。

悲しい時、、、、、何とかつかえるようになったが突然のエラー表示。説明書を読む暇もなく
           しかたなく鍋で酒燗をつける時。

悲しい時、、、、、年末ですべての物の在庫が多く、とりはずした電子レンジの置き場がな
           い。しかたなくお座敷に運び込む。そのとたん来客。「お座敷がいいので
           すが。」 えーーーーーーーっ。

こうして泣き笑いしながら今年1年も暮れていくのであった。
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# by ippyou | 2005-12-31 20:31 | よもやま話

はじめまして

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当店にお越しの方にはおなじみの 幸せ招く 
招き猫の福ちゃんです。
今日から私がすし屋の世界にご案内いたします。

この店は当地に移転して22年目。
のんきな大将と せっかちな かみさんが
夫婦でこつこつ真面目に営業を続けるお店です。

私がこの店にやっててきたのは15年ほど前。
その頃に比べると今は随分お客様もふえました。
とおまわしに自分の腕じまんをしてしまいました、、

おいしそうな魚を見てるだけではちょっとつらいけど
まあまあ居心地のよい楽しいところです。
これからもブログにも時々お越しください。
当店をご存知ない方はこちらのHPをご覧になりイメージをふくらませてブログをお読みください

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# by ippyou | 2005-11-24 15:35 | よもやま話